マーケティング事例だけのブログ

マーケティングの事例をデータベース化してるぜ。

ポジショニング事例04/カフェ:STARBUCKS(スターバックス)

ポジショニング事例04/カフェ:STARBUCKS(スターバックス)

夜露死苦だぜ。Taiki&JumpeiのJumpeiだぜ

久々に書くぜ。以前のブログでTaikiが純喫茶や銭湯が好きと言っていたが、jumpeiもカフェや銭湯/サウナが好きだぜ。一緒だぜ。一息つきたい時、作業をしたいとき、ついふらっと立ち寄ってしまう。だいたいどこにでもあるからとても便利だ。ちなみに今も自宅近くの上島珈琲店でブログを書いているぜ。

どこにでもある存在だからこそ、企業視点に立つと、当ブログのテーマでもある「ポジショニング」の視点なしでは勝ち残っていくことが困難だよな。特にカフェ業界に関して言うと、外資系企業も多く参入していて、成熟した市場だよな

この記事では現状のカフェ業界のポジショニング事例についてアウトプットしていくが、中でも今回は、シアトル系カフェとして業界を牽引するスターバックスをポジショニング事例として取り上げていくぜ。

 

  • ポジショニング事例/カフェ:STARBUCKS(スターバックス)
    • STARBUCKS(スターバックス) について
    • ポジショニング事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク 
    • STARBUCKS(スターバックス) 機能ベネフィット
    • STARBUCKS(スターバックス) 情緒ベネフィット
    • STARBUCKS(スターバックス) 自己表現ベネフィット
  • カフェ:STARBUCKS(スターバックス)のベネフィットフレームワークから見えてくること
  • 最後に

人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげるため、商品ベネフィットから生み出す【左脳】への納得感と、【右脳】への共感の両面を持ち合わせて”少し新しい切り口”を創出する。デビット・アーカー氏の商品ベネフィットの観点から、ブランドポジションをベネフィットフレームワークを用いて整理していくぜ。

ベネフィットフレームワーク

詳しくは、ポジショニングの重要性や、このブログでの事例のアウトプットの方針、見方、使い方について、以下の記事をご覧いただけると俺たちの伝えたいことがより理解できると思うんだぜ。

「関連記事:ポジショニング事例について/重要性とアウトプットの見方・使い方 - マーケティング事例だけのブログ」

ポジショニング事例/カフェ:STARBUCKS(スターバックス)

STARBUCKS(スターバックス) について

スターバックス ロゴ

アメリカ合衆国シアトル出身のスターバックスは、現在日本においてもカフェの代名詞的存在となり、洗練された上質な空間が多くの生活者に好まれている。スターバックスの話をする際、マーケティングに触れたことがある方であれば、「サードプレイス」というコンセプトを一度は聞いたことがあると思う。

スターバックスは、1971年シアトルで「コーヒーにうるさい消費者」というニッチ市場をターゲットに、コーヒー豆を販売するビジネスとして創業されたが、1982年にハワード・シュルツ氏がマーケティングチームに加わってから現在のコンセプトが確立されていった。シュルツ氏はイタリア人の日常生活におけるエスプレッソバーの役割に興味を持ち、それが彼のビジネスにおける長期的ビジョンの原型になったという。生活者には自宅と職場という2つの場所が存在するが、どちらとも切り離された場所、人によって異なる意味を持つ場所(3番目の居場所)となるコーヒーチェーンをつくるというアイデアであった。「サードプレイス」を実現する上でのブランド戦略は、1.コーヒー自体の品質管理、2.顧客親密性、3.店舗の雰囲気、という3つの要素から構成された。スターバックスは広告費をほとんどかけないことでも有名だが、創業当初から店舗のサービス改善に多額の投資を行い、戦略に則ったブランド体験を徹底し、「顧客が思う優れたサービス」を実現することで現在のようなブランドポジションを確立していった。

生活者視点で考えてみても、上記の要素はまさにスタバの魅力に思えるし、1982年にシュルツ氏が描いたビジョンが現在まで徹底され続けていると思うと感慨深さすら感じるよな

※出典:Harvard Business School「スターバックス: 顧客サービスの提供」 

 

ポジショニング事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク 

ベネフィットフレームワークの「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」は、商品を入口に考えてしまうと生み出すことが難しくなってしまう。だから今回ももちろん"Human First"で考えていく。ターゲットはどんなことを求めているのか?またはカテゴリに対してどんな悩みを抱いているのか?

これらを満たすことのできる、または解決できる商品ベネフィットは何か?といった考え方。なのでこのベネフィットフレームワークを作成する際は、ターゲットを定めてからスタートするぜ。ターゲットによって商品の提供価値が変わってくるためだ。今回は以下のターゲットを想定するぜ。

 

  • ターゲット:20代ビジネスパーソン

STARBUCKS(スターバックス) 機能ベネフィット

スターバックスの特徴としては、本格派のコーヒー豆を使用した上質なコーヒー。季節ごとにリリースされるトレンディーなドリンク。電源やwifiが設備され作業できる空間。広々ゆったりとくつろげる座席。清潔な店内などが言えよう。サービスにおいても、顧客の複雑な注文へのスタッフの細やかな対応力は特徴だよな。それに店舗は全国のどこにでもあり、上記であげたような特徴がどの店舗に行っても同様に提供されること自体も大きな特徴だよな

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スターバックスでMacBookを開いて作業する顧客が多いことはよく話題になるが、仕事に没頭するにしても、趣味に没頭するにしても、自宅以上の設備・環境が提供されているといっても過言ではないだろう。スターバックスは、コーヒーだけでなく、上質な時間・空間を提供していくことにとことんこだわっており、顧客はまさに自宅でも職場でも得られないスタバならではの時間を過ごすことができる。 スターバックスがターゲットに対して提供する機能ベネフィットは様々考えられるが、一つあげるとすれば「自宅以上に快適な一人の時間」といったことが言えるだろう。 

STARBUCKS(スターバックス) 情緒ベネフィット

今回ターゲットを「20代ビジネスパーソン」としてベネフィットを考えているが、ターゲットの価値観やライフスタイル、カテゴリ周りの悩みはどのようなものだろうか。20代ビジネスパーソンと言えば、まさに俺たちのことだ。主観を交えつつ考えてみると、俺たちの価値観やライフスタイルは以下のようになるのではないだろうか。

「常にスマホやPCを片手に情報のインプットとアウトプットを繰り返している」「自宅ではスマホでSNSを閲覧しているか、動画配信サービスを視聴している時間が多い」「仕事をする上でもこれらのデバイスは必需品」「公私ともに情報感度は高くありたいが、情報を気にし続けることへの疲れもある」「SNSで個人発信があたりまえとなったからこそ、人と違う表現をしていたい、クリエイティブでありたい想いが強い」「やるべき仕事、考えるべきことはたくさんあるが、会社には長居・依存することは美徳ではない」「一方、家に帰るとつい気が抜けてだらけてしまう。まして家族がいる環境であれば考えごとには向かない」「家族が増えるにつれて自分の時間が減っていくことにストレスを感じており、時には一人になりたい」

スターバックスはこれらの価値観やライフスタイルに対して、「デジタルデバイスを使える空間」「職場でも自宅でもない一人になれる空間」「職場以外で考え事をする際にだらけることなく考え事に没頭できる空間」を提供しているが、言い換えれば、一人の時間を充実させることの手助けをしている。

つまり、一人だとついやる気がなくなってしまうというターゲットの(潜在的な)悩みに対して、スターバックスはやる気を価値として提供しているとも言えるのではないだろうか。 そう考えると、スターバックスの情緒ベネフィットは「やる気を掻き立てられる」と定義できる。

STARBUCKS(スターバックス) 自己表現ベネフィット

スターバックスの特徴と、上記であげたターゲットの価値観やライフスタイルを踏まえて自己表現ベネフィットを考えてみると、「革新的な自分でいられる」ということが言えよう。トレンディーな商品や空間は、情報感度高くありたい生活者の心を満たす。そして会社に身をささげ忙殺されるのでなく自分のやり方でクリエイティブな思考に浸れる時間は、クリエイティブでイノベーティブな自分になったような満足感につながっていくのではないだろうか。

カフェ:STARBUCKS(スターバックス)のベネフィットフレームワークから見えてくること

アウトプットしてきた商品ベネフィットをベネフィットフレームワークにまとめる以下だ。

ベネフィットフレームワーク:STARBUCKS(スターバックス)

 

今回はスターバックスのカフェ業界における独自のブランドポジションを事例としてアウトプットしている。

改めて、俺たちがブログで生み出す事例の価値は2つ。

  1. 事例は、自分にはない物事を見る新たな視座を増やし、新しい価値を見つけ出す可能性を与えてくれる。
  2. 事例は、アレンジすることでビジネススピードや初速を上げてくれる。

繰り返しになるがjumpeiは喫茶店がすきだ。喫茶店ごとにそこで得られる価値は異なる。スターバックスがやる気を掻き立てたい時に行く場所としたら、ドトールはどうだろう。20代ビジネスパーソン視点で考えると、ドトールは、安価に時間を潰せる、自宅のような安心感、気取らない自分、といった価値が得られるのではないだろうか。このようにスタバとドトールでは価格以外の面で提供する価値が異なってくるし、俺たちはどちらも好きで、目的によって無意識に使い分けているはずだ。

同じ「カフェ」でもベネフィットとして少し新しい、少し違ったものを提供していれば、生活者からするとどちらも魅力的になりうるし、それらは生活者の人生を豊かにしていくはずだ

今回は成熟しているカフェ業界をテーマに取り上げたが、成熟市場においては機能の側面だけ訴求していてはそのうち「どこのカフェも同じだし安いカフェに行こう」となり価格競争に巻き込まれていくよな。情緒や自己表現ベネフィットの重要性が増してくる。スターバックスは情緒や自己表現ベネフィットの訴求を、リアル店舗でのブランド体験を通じて徹底してきたからこそ選ばれるブランドとなってきたんだろうな。最近ではデジタル領域における会員向けサービスにも注力し始めているし引き続き注目だな

 

最後に

今回もお疲れ。俺たちTaiki&Jumpeiの記事、そしてアウトプットした事例はどうだった

Taiki&Jumpei今後もこんな具合に俺たちの主観的な考えも交えながらアウトプットしていくぜ?

だから俺たちのアウトプットはみんなに見て欲しい。そしてディスって欲しいと思っている。それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。

俺たちはみんなのディスりを愛として受け止めていくし、共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦だぜ!

みんなも身の回りのモノ・サービスの価値を定義付けてみると面白いかもな!引き続き夜露死苦な

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ポジショニング事例03/ホテル・温泉旅館:星野リゾート

ポジショニング事例03/ホテル・温泉旅館:星野リゾート

 みんな夜露死苦、Taiki&JumpeiのTaikiだぜ。

突然だが、Taikiは昭和が好きだ。歴史ある銭湯や純喫茶、味のあるレトロな家電やポスターなど、これら見るとなんとなく良いなって思うんだぜ。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』あの映画で描かれている世界観のどこかノスタルジックな空気に憧れや羨ましさをおぼえてしまう。

もちろん、Taikiはあの時代を生きたことはない。映画で描かれているものが綺麗な部分を切り取った昭和であることも理解している。あの時代を生きた人にしか分からない苦労もあったに違いない。でも、そんな昭和の時代に対して「今もいいけど、あの時代も生きてみたかった。」と魅力を感じるんだぜ。

何が言いたいかというと、今を生きる人と昔生きていた人ではどっちの方が幸せなのだろうか?これは本来比較するものではないだろうが、それぞれの時代に良し悪しはあるはずだ。

さて、この記事ではポジショニング事例をアウトプットしていくぜ。今回は、リゾートホテルや温泉旅館で知られる星野リゾートをポジショニング事例として取り上げるぜ。

  • ポジショニング事例/ホテル・温泉旅館:星野リゾート
    • 星野リゾートについて
    • ポジショニング事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク
    • 星野リゾート 機能ベネフィット
    • 星野リゾート 情緒ベネフィット
    • 星野リゾート 自己表現ベネフィット
  • ホテル・温泉旅館:星野リゾートのベネフィットフレームワークから見えてくること
    • 反作用的に発生するニーズに思考を巡らせる
  • 最後に

人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげるため、商品ベネフィットから生み出す【左脳】への納得感と、【右脳】への共感の両面を持ち合わせて”少し新しい切り口”を創出する。デビット・アーカー氏の商品ベネフィットの観点から、ブランドポジションをベネフィットフレームワークを用いて整理していくぜ。

ベネフィットフレームワーク

詳しくは、ポジショニングの重要性や、このブログでの事例のアウトプットの方針、見方、使い方について、以下の記事をご覧いただけると俺たちの伝えたいことがより理解できると思うんだぜ。

「関連記事:ポジショニング事例について/重要性とアウトプットの見方・使い方 - マーケティング事例だけのブログ」

ポジショニング事例/ホテル・温泉旅館:星野リゾート

星野リゾートについて

星野リゾート ロゴ

星野リゾートは、日本全国でリゾートホテルや温泉旅館を運営し、その独自のコンセプトや洗練された施設空間が好評を呼ぶ人気の旅先スポットとなっている。星野リゾートの星野佳路社長がテレビなどに度々登場し、その経営ノウハウを語る姿をよく見ることもあって、ホテル業界では比較的新しい企業という印象を持っている方も少なからずいるだろう。しかし、実は星野リゾートは2018年で創業104年の老舗企業である。90年代に星野佳路氏が社長に就任した後、破たんした旅館を次々と再生。「現代を休む日」というコンセプトで展開される星のや軽井沢などの星のやシリーズや、雲海テラスで有名な北海道トマムにある星野リゾート・トマムなど新たなブランド施設も提供している。ちなみにTaikiは一度だけ、青森にある星野リゾート施設を利用したことがあるが、食事の際にねぷた祭りの演出があってめっちゃ楽しかったぜ。

ポジショニング事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク

ベネフィットフレームワークの「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」は、商品を入口に考えてしまうと生み出すことが難しくなってしまう。だから今回ももちろん"Human First"で考えていくぜ。ターゲットはどんなことを求めているのか?またはどんな悩みがあるか?

これらに対して、ターゲットを満たすことのできる商品ベネフィットは何か?といった考え方。だからこのベネフィットフレームワークを作成する際は、ターゲットを定めてからスタートするぜ。定めるターゲットによってアウトプット、商品の提供できる価値が変わってくるんだ。今回は以下のターゲットを想定するぜ。

 

  • ターゲット:20代独身

星野リゾート 機能ベネフィット

星野リゾートの特徴は、施設に明確な世界観があることだ。各施設には、その地域のテーマに沿ったデザインの外装や内装が施され、旅の間はその世界観が途切れることなく楽しむことができる。これは食事やアクティビティ体験でも同様のテーマで楽しめる内容が用意されている。

星野リゾート ホテル・温泉旅館

さらに、その世界観に引きづりこむ仕掛けとして、施設の部屋にテレビが設置されていなかったり、スマホなど現実世界に戻してしまうようなアイテムを施設に預けて宿泊する脱デジタル滞在プランなども提供している。デジタルデトックスをコンセプトとしたアクティビティは、以前からアメリカでは人気があり、現代特有のサービスだと言える。宿泊客に対して、上質な滞在時間を提供していくためにとことんこだわっていくことで、現実を忘れさせてくれる癒しの時間を得ることができる。

星野リゾートには「現実を忘れて究極の癒しの時間を過ごせる」という機能ベネフィットがある。 

星野リゾート 情緒ベネフィット

俺たち20代は、人生半分を携帯電話やスマホと共に過ごしている。デジタル世界と常につながっており、知りたい情報や見たい情報はいつでも探し出すことが出来るし、メールやSNSで常に誰かとコミュニケーションを取り合っている。とても便利で、とても手軽な武器を一度手に入れてしまった俺たち20代は、もうそのライフスタイルを変えることができない。

一方で、今では切っても切れ離せなくなってしまったスマホだが、逆にそのスマホや常にデジタルとつながっていることが生きづらさを生み出しているということも有名な話。でもそんな世界から、自分だけ切り離すことはできない。常に誰かとつながっている状態は疲れてしまうが、仮に自分だけそこから離れてしまうと独り取り残されてしまう恐怖がある。恐怖までは大袈裟だったかもしれないが、不安にはなる。常にスマホから流れる大量の情報を気にしながら、取り残されまいと必死になっている。極端な話、みんなが一斉のせでスマホなどを手放してくれない限り、もうこのライフスタイルを変えることはできない。便利で手軽だけど、その反面生まれたストレスや疲れを感じる現代の中で20代独身は今、ジレンマのような状況に陥っている。

星野リゾートはこの状況に対して、「現代を休む日」というメッセージを伝えている。大量の情報を浴び続けることや、常に多数を意識し続けることが求められてしまっている現代を休むということは、今の瞬間、今の目の前にあるものだけに100%身を投じるということ。

つまり、本当の意味で休むことができないという(潜在的な)悩みや不満を持つターゲット:20代独身に対して、星野リゾートは休む機会を価値として提供しているのではないだろうか。

それは星野リゾートの情緒ベネフィット「真の解放感」を生み出す。

星野リゾート 自己表現ベネフィット

星野リゾートが生み出す「真の解放感」は、そこで起こる一つひとつの出来事の質を深くしていく。共に訪れた人をしっかりと見つめることで、相手を深く理解することができる。自分自身もしっかりと見つめ直すことで、素直な気持ちに気づくことができる。現代からの解放は、それまで感じることのできなかった心の動きや今まで見えなかった景色に気づく機会となる。そして、誰にも邪魔されない時間の共有体験は、共に訪れた人との固い絆を生み出していく。

星野リゾートの自己表現ベネフィットは私たちだけの空間で私たちだけにしか分からない時間の中で、深く固い絆を結ぶ私たち」。

ホテル・温泉旅館:星野リゾートのベネフィットフレームワークから見えてくること

アウトプットしてきた商品ベネフィットをベネフィットフレームワークにまとめる以下だ。

ベネフィットフレームワーク:星野リゾー

今回は多少Taikiの若者論を入り交えて20代独身をターゲットとした星野リゾートのホテル・温泉旅館の独自のブランドポジションを事例としてアウトプットしている。

そして、俺たちがブログで生み出す事例の価値は2つ。

  1. 事例は、自分にはない物事を見る新たな視座を増やし、新しい価値を見つけ出す可能性を与えてくれる。
  2. 事例は、アレンジすることでビジネススピードや初速を上げてくれる。

冒頭でも触れたが、Taikiは昭和に憧れる。生きたことはないが、あの時代の方が人とのコミュニケーションの間に義理や人情、温かみがあるように感じるからだ。今、友人と会うときは、時間や場所を改まって決める必要もなく直前にぱぱっと連絡をとれば集合することができる。さらには、会うか会わないかも曖昧にしたまま進んでいく場合もある。恋人とのデートも、連絡するタイミングやデートの日にち、行く場所など、全てが気軽に決められるようになった。人と会うだけではない。誕生日にはSNSでスタンプを送り、正月には「あけおめ!ことよろ!」のLINE、友人が結婚したことをFacebookで見ればいいねを押す。たったこれだけでコミュニケーションが成立してしまっている。

昔は友人と会うときは、日にち、場所、時間を前もってしっかりと決めておかなければ永遠に会えなかった。恋人に電話で連絡したいときは、そのご両親が受話器を取ったときのことを想定した対策も考えていたであろう。祝い事の際には、実際に会い、面と向かって気持ちを伝えていたであろう。

もちろん今、便利で気軽に変わったからといって、そこに気持ちがないということではない。しかし、以前よりも人に対して、想いを込める時間が減り、人の気持ちは見えづらくなってしまったんじゃねえかな。そうなって生まれてきた現代のニーズが、不便益なのだとTaikiは思うんだ。手間暇かけたことによるワクワク感(自分で育てた野菜を子どもは美味しく感じるなど)、便利さを外して手間をかけることで生まれる温かみや愛着。一見不便で無駄な時間こそ、人の気持ちがこもる大切な時間として改めて価値を帯びてきたんじゃねかなあ。つまり、時代の変化やテクノロジーの進歩に伴い、便利で手軽になっていく反面、その背景で発生する反作用的なニーズが必ずあるということだ。「LINEで感謝を伝える」または「手紙で感謝を伝える」。概念的には同じ「感謝を伝える」という行為でも、圧倒的に温もりや質の深さが異なり、そこに人の心を本当の意味で動かすドライバーが眠っていたりする。

反作用的に発生するニーズに思考を巡らせる

これからも、より便利で手軽な道へと進む世の中の潮流は変わらないだろう。様々な領域にデジタルが組み込まれ、今まで当たり前だったことが崩壊し、新たなビジネスモデルが生まれていく創造的破壊のイノベーションは加速していく。その反面、人の感情を動かすことの本質に「温かさや質の深さ」があり続けるとするならば、時代と逆行するような反作用的なニーズも生まれ続けるだろうよ。

このニーズは、なかなか表に出てこない潜在的な可能性が高い。つまりその市場にはまだプレイヤーが少なく、独自のブランドポジションを築くチャンスが大いにあるんだぜ。星野リゾートは、現代から離れさせる圧倒的な非日常の仕掛けを通して、「休めなくなった」という反作用的に発生しているニーズを解決し独自のブランドポジションは築いた。重要なのは、時代の流れに乗るだけでなく、その背景であんなことやこんなことも起こるのではないかという想いや思考を巡らせていくことだ

最後に

今回もお疲れ。俺たちTaiki&Jumpeiの記事、そしてアウトプットした事例はどうだい。

Taiki&Jumpeiこんな具合に俺たちの主観的な考えも交えながらアウトプットしてくからよ!

だから俺たちのアウトプットはみんなに見て欲しい。そしてディスって欲しいと思っている。それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。

俺たちはみんなのディスりを愛として受け止めていくし、共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦お願いするぜ!

みんな、たまには旅にでも行ってリラックスしてくれよ!引き続き夜露死苦な。

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ポジショニング事例02/マットレス:TEMPUR(テンピュール)

ポジショニング事例02/マットレス:TEMPUR(テンピュール)

ようこそ。Taiki&JumpeiのJumpeiだ。

今回も商品ベネフィットの視点からマーケティング事例をアウトプットしていくから、みんなどうぞ宜しくな。

 

先週の土日、俺はたくさんたくさん寝たぜ。文字通り長時間布団の上にいたんだぜ。土曜日は13時に起きたし、日曜日は12時丁度に起きた。ここまで読んだあなたは、筆者が土日でゆっくり休養をとり、体力を回復させたとお考えかもしれない。文脈的にはその通りだ。俺も朝目覚めた瞬間までは、体の疲れがすっかり取れて元気いっぱいに休日を楽しむ自分の姿を想像していた。しかし現実は違ったんだ。

土曜の13時に起きた俺の体は疲れ切っていた。因みに日曜の朝も体は疲れ切っていたし、そのあと昼寝をしても疲れはあまりとれなかったんだ。

ここまで読んだあなたはもうお気づきかもしれない。そう、俺が現在使用している「マットレス」は日々の疲れをとるには薄すぎたんだぜ。長時間寝てもあまり疲れが取れないばかりか、このマットレスの上で寝すぎると体を痛めてしまうんだ。これはとってもやばいよな?一刻も早く「良いマットレス」を購入したいと思っている。俺はいまマットレスのことで頭がいっぱいなんだ。

そういうわけで、今回は「世界中の多くの人に、より良い眠りを」をビジョンに掲げ、寝具業界を牽引する「TEMPUR(テンピュール)のマットレス」をポジショニング事例として取り上げていくぜ。

 

  •  ポジショニング事例/マットレス:TEMPUR(テンピュール)
    • TEMPUR(テンピュール)について
    • TEMPUR(テンピュール)事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク
      • TEMPUR(テンピュール)機能ベネフィット
      • TEMPUR(テンピュール)情緒ベネフィット
      • TEMPUR(テンピュール)自己表現ベネフィット
    • TEMPUR(テンピュール)のベネフィットフレームワークから見えてくること
  • 最後に

人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげるため、商品ベネフィットから生み出す【左脳】への納得感と、【右脳】への共感の両面を持ち合わせて”少し新しい切り口”を創出する。デビット・アーカー氏の商品ベネフィットの観点から、ブランドポジションをベネフィットフレームワークを用いて整理していくぜ。

ベネフィットフレームワーク

詳しくは、ポジショニングの重要性や、このブログでの事例のアウトプットの方針、見方、使い方について、以下の記事をご覧いただければと思う。

 

「関連記事:ポジショニング事例について/重要性とアウトプットの見方・使い方 - マーケティング事例だけのブログ」

 ポジショニング事例/マットレス:TEMPUR(テンピュール)

TEMPUR(テンピュール)について

TEMPUR(テンピュール)ロゴ

ポジショニング事例のアウトプットに入る前に簡単にTEMPURに触れておくぜ。

TEMPURの製品は1991年の販売依頼、マットレス・ピローブランドとして世界中で愛用され、現在では世界98か国の国と地域で使用されている。特徴は何といってもNASA認定を謳いUSPとしている「耐圧吸収素材」であろう。素材の原型は1970年にNASAのエームズ宇宙センターにて「宇宙飛行士にかかる加速重力の分散及び宇宙船内の座席の快適化」のために開発された。のちに研究を発展させ、TEMPUR素材が完成したという。その他の特徴としては、「”4つ”の多様なマットレスコレクション」/ 「上質さを感じさせるロゴ刺繍」/ 「顧客満足度第一位(※14-15年全世界のマットレス所有者対象)」などがあげられるだろう。

マットレス市場の状況にも触れておこう。近年ではニトリやIKEAなど大型の家具専門店の販売シェア拡大に伴い、消費者には低価格志向の潮流があった。一方で、景気回復による消費者の高級志向の高まりに合わせて、高性能/高付加価値商品の需要が伸長したり、訪日外国人増加に伴いシティホテルでの需要も伸長したりしているのが現状だ。いずれにしても、そんな中でTEMPURは、発売以来、寝具ブランドの第一線を牽引し続けているんだ。

さて、ではようやくTEMPURマットレスのブランドポジションを整理していくぜ。

TEMPUR(テンピュール)事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク

ベネフィットフレームワークの「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」は、商品を入口に考えてしまうと生み出すことが難しくなってしまう。だからターゲットはどんなことを求めているのか?またはどんな悩みがあるか?っていう"Human First"で考えていくべきだよな。

これらに対して、ターゲットを満たすことのできる商品ベネフィットは何か?といった考え方だ。という訳で今回もターゲットを定めてから始めるぜ。今回は以下のターゲットを想定する。

 

  • ターゲット:結婚間近の20代後半男女

因みに今回は、あえてTEMPURが現状定めていない(と思われる)ターゲット設定にしているぜ。ターゲットの設定次第でベネフィットやコミュニケーションが変わってくることをわかってもらえればと思う。

TEMPUR(テンピュール)機能ベネフィット

みんなは最近のTEMPURの動画広告をご覧になっただろうか。松井秀喜氏を起用し、「良い睡眠は、良い人生につながる」というコピーのもと、素材の上質さや信頼感を訴求している。他のマットレスメーカーの広告を観ても、スポーツ選手を起用して素材の素晴らしさを伝えているものは多いよな。

やはり、TEMPUR(テンピュール)のマットレスの機能ベネフィットは「耐圧吸収素材で、自然な体勢を維持して眠れる」ということであろう。

TEMPUR(テンピュール)情緒ベネフィット

現状の松井秀喜氏を用いたプロモーションのターゲットは「40~50代で体を労り出し、お金にも余裕があるビジネスパーソン」といったところだろうか。「日々の疲れが癒され、次の日の仕事も頑張れそう」といった情緒ベネフィットを訴求しているんだと思う。

今回はあえて「結婚間近の20代後半男女」というターゲットで考えている。そもそもなぜこのターゲットで考えるかだが、マットレスへのニーズが顕在化するタイミングは様々だろうが、特に結婚間近でライフスタイルが大きく変化し、新居の家具や寝具探しをしているプレ夫婦?におけるニーズが特に高いのではないかと筆者は考えているからだ。一方で、最近周りで結婚した若年夫婦を見ると、皆ニトリやIKEAで寝具の買い物を済ませがちであった。そんな現状をみて、もったいなさというか課題意識も感じたんだぜ。ニーズをもったターゲットに最適な情報を届けてられていないのでは?と少し思った。

https://takeya.co.jp/ec/img/furniture/2409914902963_1.jpg

ここで、ライフスタイルが大きく変わる「結婚間近の20代後半男女」の気持ちを考えてみる。

「SUUMOジャーナル」の調査によると、「夫婦同室で眠る妻の6割がストレスを感じる」と答えているが、「就寝時間・起床時間の違い」や「いびきがうるさい」といった事態は往々にしてあるよな。プレ夫婦は、上記のような「これから始まる夫婦同居生活/睡眠環境」に対して少なからず不安を抱いているんじゃないかと思う。

このような「不安感」にフォーカスして情緒ベネフィットを考える。TEMPUR(テンピュール)は、耐圧吸収素材で二人で寝ても振動が伝わりづらいという機能を持つため、そこから得られる情緒ベネフィットとしては、夫婦2人ともぐっすり眠れそうなので、「夫婦2人で暮らしても大丈夫そうという安心感」といったことが言えるんじゃないかと思う。

松井秀喜氏を用いて伝えている現状の情緒ベネフィットとは大きく異なるのが分かるだろう。このようにターゲットの設定次第で、ベネフィットは変わってくる。

TEMPUR(テンピュール)自己表現ベネフィット

そして「結婚間近の20代後半男女」をターゲットにおいた場合の自己表現ベネフィットだが、これは、「パートナー想いの自分」といったものではないだろうか。「就寝時間・起床時間の違い」や「いびきのうるささ」はそう簡単に"解決"できる問題じゃない。そんな状況を「"解消"させようとしてる自分」というベネフィットが考えられる。

TEMPUR(テンピュール)のベネフィットフレームワークから見えてくること

アウトプットしてきた商品ベネフィットをベネフィットフレームワークにまとめる以下だ。

ベネフィットフレームワーク:TEMPUR(テンピュール)

今回は既に世の中で価値を発揮しているTEMPURのマットレスを事例としてアウトプットしたぜ。

再掲になるが、俺たちがブログで生み出す事例の価値は以下2つだ。

  1. 事例は、自分にはない物事を見る新たな視座を増やし、新しい価値を見つけ出す可能性を与えてくれる。
  2. 事例は、アレンジすることでビジネススピードや初速を上げてくれる。

TEMPUR(テンピュール)はマットレスメーカーとして既に第一線を牽引している。一方で、競合企業による市場の浸食もとどまることはないだろう。ここで「価格競争」や「機能の微妙な違いによる競争」に陥ってしまうのは悲しすぎるよな。TEMPURに限った話ではないが、やはりターゲット設定とそれに紐づくベネフィットをうまく見出し、ポジショニングしていくことは不可欠だろう。

そして筆者としては、そんな価値創造が上手なブランドが増え、世の中がどんどん豊かに、多様になっていくことを願っている。

最後に

今回もお疲れ様だ。俺たちTaiki&Jumpeiの記事、そしてアウトプットした事例はどうだった?

こんな具合に今後ともアウトプットしていく。

だから俺たちのアウトプットはみんなに見て欲しい。そしてディスって欲しいと思っている。

それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。

俺たちはみんなのディスりを愛として受け止めていくし、共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦お願いするぜ!

みんな、季節の変わり目だし、体調には一層気を付けてな!引き続き夜露死苦。

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ポジショニング事例01/掃除機:dyson(ダイソン)

ポジショニング事例01/掃除機:dyson(ダイソン)

みんな夜露死苦、Taiki&JumpeiのTaikiだぜ。
突然だが、Taikiは掃除が嫌いだ。当時実家にあったTaikiの自室は、書類が散乱し足の踏み場がなく、書物が積みあげられたとても人には見せられない状態であった。良く言うならば、時間を忘れて研究に精魂凝らす鬼才学者のラボラトリー。悪く言えば、いい歳した男の汚い巣。
何が言いたいかというと、みんなは掃除が好きだろうか?ちなみにTaikiは、世の中の半数以上は掃除が嫌いなんじゃないかと思っている。

さて、この記事ではポジショニング事例をアウトプットしていくぜ。
今回は「吸引力の変わらないただ一つの掃除機。」として世の中に浸透し、掃除機界に変革を起こしたdyson(ダイソン)をポジショニング事例として取り上げるぜ。

 

  • ポジショニング事例/掃除機:dyson(ダイソン)
    • dyson(ダイソン)について
    • dyson(ダイソン)事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク
      • dyson(ダイソン)機能ベネフィット
      • dyson(ダイソン)情緒ベネフィット
      • dyson(ダイソン)自己表現ベネフィット
    • 掃除機:dyson(ダイソン)のベネフィットフレームワークから見えてくること
  • 最後に

人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげるため、商品ベネフィットから生み出す【左脳】への納得感と、【右脳】への共感の両面を持ち合わせて”少し新しい切り口”を創出する。デビット・アーカー氏の商品ベネフィットの観点から、ブランドポジションをベネフィットフレームワークを用いて整理していくぜ。

ベネフィットフレームワーク
詳しくは、ポジショニングの重要性や、このブログでの事例のアウトプットの方針、見方、使い方について、以下の記事をご覧いただけるとマンモスうれぴーぜ。

「関連記事:ポジショニング事例について/重要性とアウトプットの見方・使い方 - マーケティング事例だけのブログ」

ポジショニング事例/掃除機:dyson(ダイソン)

dyson(ダイソン)について

dyson(ダイソン)ロゴ
ポジショニング事例のアウトプットに入る前に簡単にdysonに触れておくぜ。
dysonは1993年設立以来、掃除機をメインプロダクトとして革新的な製品を出し続けている。
創業者のジェームズ・ダイソン氏は自社をエンジニアリング・カンパニーと自負しており、2016年には英国の研究開発の拠点を10倍に拡張すると話し、将来的なテクノロジー投資を実施することを明言している。売上高研究開発費比率は約12%と製薬会社並みの比率。ちなみに、世界最大手の製薬会社のファイザーの売上高研究開発費率は2015年で15.7%、日本の武田薬品工業は19.1%。同じ電気機器メーカーのSONYが5.8%でPanasonicが6.0%ってところをみれば、いかにdysonがエンジニアリング・カンパニーとして研究開発に気合いを入れているか分かるよな。
それじゃあ、dysonの掃除機が持つブランドポジションを整理していくぜ。

dyson(ダイソン)事例のアウトプット/ベネフィットフレームワーク

ベネフィットフレームワークの「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」は、商品を入口に考えてしまうと生み出すことが難しくなってしまう。だから"Human First"で考えていくべきだ。ターゲットはどんなことを求めているのか?またはどんな悩みがあるか?
これらに対して、ターゲットを満たすことのできる商品ベネフィットは何か?といった考え方だ。だからこのベネフィットフレームワークを作成する際は、ターゲットを定めてからスタートするぜ。定めるターゲットによってアウトプット、商品の提供できる価値が変わってくるんだ。今回は以下のターゲットを想定するぜ。

 

  • ターゲット:30-40代既婚男性
dyson(ダイソン)機能ベネフィット

部屋で掃除機をかけている。そのすぐ横で、スヤスヤと深い眠りにつく赤ちゃんがいる。昔こんなテレビCMが流れていた記憶はないだろうか。このCMでは、それまで掃除機の騒音が悩みであった生活者に対して「静かに掃除ができる」という機能ベネフィットを訴求している。
dysonの掃除機はこれに逆行した。あの超有名コピー「吸引力の変わらないただ一つの掃除機。」とももに、まるで宇宙船のようなメタリックフォルムの掃除機が突如日本に飛来した。一回使えば分かるが、dysonの掃除機は本当に音がデカい。今でこそ当たり前になっているが、サイクロンテクノロジーの掃除機だからうるさかったのかな。おまけに製品価格はかなり高額なもので、それまでの掃除機では考えられない値段だ。dysonの掃除機はそれまでの他社の掃除機とは全く異なる攻め方をしている。

まず、dysonの掃除機は「サイクロンテクノロジーによる吸引力が変わらないことで掃除がはかどる」という機能ベネフィットがある。

dyson(ダイソン)情緒ベネフィット

少し昔の話をしちゃってもいいか?
2008年は家電業界全体に変化が起こった年だとTaikiは考えている。それは同年3月に放送されたテレビ朝日のトーク番組「アメトーーク!」での家電芸人の回、土田晃之やペナルティのヒデの芸人たちによる熱い家電製品トークが変化の発端となった。お笑い芸人がテレビや音響機器などの娯楽家電だけでなく、電子レンジや空気清浄器などのいわゆる”白物家電”について語る番組内容は反響を呼び、店頭の製品を一時品切れ状態にするという流通まで動かすインパクトを生み出した。憶えているだろうか「家電芸人」のワードは、翌年2009年にユーキャン新語・流行語大賞にまでノミネートされた。
この一連の出来事は、家電量販店にさらなるテーマパーク性を持たせ、中年男性が白物家電を語ることで男性と家事の距離が一気に縮まる変化を起こしたのではないかとTaikiは思う。そしてこの変化の中で、しっかりと掃除機も語られていったんだ。これは、dysonと男性をより近づける起爆剤になったんじゃねえかな。

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41xnP29zgVL.jpg

掃除機としては見たことのなかったフォルム。そう、”掃除機としては”見たことがなかった。
が、ターゲット:30-40代既婚男性は他の場面で見たことがあったはずだぜ?
SF映画に出てくる宇宙船のようなフォルム、昔憧れていたヒーロー戦隊のロボットのようなフォルム。ロマンを感じるようなこのフォルムは、掃除機に対して「これはすげーんじゃねのか?」、「dyson半端ねぇだろ!」という期待感を醸成してくれる。

dysonの掃除機の情緒ベネフィットは「近未来的なフォルムからくる期待感」だろう。

dyson(ダイソン)自己表現ベネフィット

そしてこの期待感は何を生み出すか、どんな行動喚起を引き起こすか。
それは、「早く家で使ってみたい!早く掃除がしたい!」ではないだろうか。
この衝動により、初めて掃除嫌いが重い腰を上げる。

家庭を持つ「30-40代既婚男性」、子持ちの家庭も多い。将来を見据えた貯蓄も考え、共働きの世帯も増えており基本的に忙しい毎日だろう。家事はどのような分担になっているだろうか。掃除はかなり億劫なものになっているはずだ。冒頭でも触れたが、そもそも掃除が嫌いな人は半数を超えるだろう。
掃除嫌いの自分が、前向きに「早く掃除がしたい!」という衝動に駆られる。そんな状態になっている自分は誇らしく、自分自身を律して弱さに打ち勝つことができている。そんな自分って、スマートで想い描いている理想的な自分なんじゃねえか?

dysonが、これまでの掃除機の常識を大きく変えている点としてTaikiはこう考える。
dysonが一番変えたこと、それは「ライフスタイルをカッコよくした。」つまりは、掃除は生活の一部であり、面倒なものであり、嫌いなもの。これをカッコよくするということは、ライフスタイルそのものをカッコよくするということに繋がっているはずだぜ。

dysonの掃除機の自己表現ベネフィットは「スマートなライフスタイルを送ることのできる俺」。

掃除機:dyson(ダイソン)のベネフィットフレームワークから見えてくること

アウトプットしてきた商品ベネフィットをベネフィットフレームワークにまとめる以下だ。

ベネフィットフレームワーク:dyson(ダイソン)

今回は既に世の中で価値を発揮しているdysonの掃除機を事例としてアウトプットした。
そして、俺たちがブログで生み出す事例の価値は2つ。

  1. 事例は、自分にはない物事を見る新たな視座を増やし、新しい価値を見つけ出す可能性を与えてくれる。
  2. 事例は、アレンジすることでビジネススピードや初速を上げてくれる。

掃除や掃除機はそれまでスマートでもなく、クリエイティブなものでもなかった。dysonはここにメスを入れた。
今回の事例を概念化すると以下のようになると考える。
今まで単なる作業だったこと(掃除)を、理想のライフスタイルに近づく過程にする。

 

じゃあ、これと同じようなことを掃除や掃除機以外でできないものか。

Taikiはできると信じているぜ!
「洗濯でできないか?睡眠でできないか?」
「いや他にも、アイロン掛けでできないか?読書でできないか?」
dysonのように革新を起こす余地は他にもたくさんあると思うんだぜ。

 

dysonは既に同様の革新を起こしている。掃除機から生み出された情緒ベネフィットや自己表現ベネフィットは、そのまま扇風機やドライヤーにスライドされた。dysonには、ライフスタイルに革新を起こす企業というイメージが人々の頭の中に定着し、もはや業界内における機能ベネフィットでの差別化の戦いではなく、独自のブランドポジションの土俵へと移っている。

ここまで考えてみると、dysonの掃除機の爆発的な大ヒットの裏側は、サイクロンテクノロジーなどの機能ベネフィットからくる納得感だけでなく、情緒ベネフィットや自己表現ベネフィットからの共感もその要因であったと分かってくるよな!

最後に

今回もお疲れっす。俺たちTaiki&Jumpeiの記事、そしてアウトプットした事例はどうだった?

こんな具合にバンバンとアウトプットしていくからよ!
だから俺たちのアウトプットはみんなに見て欲しい。そしてディスって欲しいと思っている。
それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。
俺たちはみんなのディスりを愛として受け止めていくし、共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦お願いするぜ!

みんな、掃除はこまめにするんだぜ!引き続き夜露死苦な。

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ポジショニング事例について/重要性とアウトプットの見方・使い方

positioning

みんなお疲れさまだぜ。そして夜露死苦な。

この記事ではポジショニング事例について、重要性と俺たちのアウトプット方針、見方、使い方を書いていくから夜露死苦。

 

俺たちTaiki&Jumpeiの「マーケティング事例だけのブログ」は、マーケティング戦略立案の基本プロセスにあるSTPのP:ポジショニングから始まるぜ。勿論他の各プロセスについても今後アップしていくから、待っててな。

 

  • ポジショニングの重要性
    • ポジショニングとは?
      • 上記も踏まえ、俺たちTaiki&Jumpeiはポジショニングを以下のように考えている『ポジショニングとは、人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげること。』 
    • 独自のブランドポジションを築いていくために
  • ポジショニング事例のアウトプット方針、見方、使い方
  • 最後に
  • 関連記事:ポジショニング事例

関連記事:マーケティング事例だけのブログについて - マーケティング事例だけのブログ
にも書いた通り、このブログはマーケティング戦略立案の基本プロセスを理解するための説明を書いていくものではない。ポジショニングの詳細を説明していくものでもない。

あくまで実践に寄与する事例をアウトプットをしていくからな。

ポジショニングの詳細を理解したい方はk-bird氏の「ポジショニング戦略とはl戦略的ブランドポジショニングの手法と事例」の記事を読むと理解が深まると思うぜ。

関連記事:https://www.missiondrivenbrand.jp/entry/kaitai_positioning

ポジショニングの重要性

ポジショニングとは?

まず一般的なポジショニングの定義は、以下だ。

ポジショニングとは、ターゲット顧客の頭の中に、自社製品について独自のポジションを築き、ユニークな差別化イメージを植えつけるための活動。顧客に自社製品のユニークな価値を認めてもらうことで、競合製品に対して優位に立つことを目的にしている。

参考:ポジショニングとは・意味|MBAのグロービス経営大学院

上記も踏まえ、俺たちTaiki&Jumpeiはポジショニングを以下のように考えている
『ポジショニングとは、人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげること。』 

人の頭の中に独自のブランドポジションを築きあげる

ポジショニングは、商品どうしにおける違いを生み出すことではなく、人の頭の中で独自のポジションとして根付かせていくことだ。ポジショニングと言うと、ついつい商品どうしの違いに目がいってしまいがちだが、俺たちはHuman Firstで考えているぜ。

商品どうしにおける違いを生み出さずとも、人の頭の中に”少し新しい切り口”を創出できれば、商品は自ずと独自のポジションとして人の頭に根付いてゆき、独自の土俵に持ち込むことができるようになるんだ。本来ならば、商品開発の段階からポジショニングの独自性を明確に定めておくことは理想だ。

しかし「既に世に出ている商品をどうにかしたい…」と悩んでいる読者の方も非常に多いと思う。

独自の土俵を創るのは今からでもできるから、諦めないでくれ。

独自のブランドポジションを築いていくために

人の頭の中に”少し新しい切り口”を創出できれば、と述べたが、切り口創出の際は「商品ベネフィット」の視点が有効だ。ブランドの神様デビット・アーカー氏は、ベネフィットには3つの種類があると提唱している。3つのベネフィットの意味はそれぞれ以下だ。

 

3つの商品ベネフィット by David Aaker

  • 自己表現ベネフィット:商品を手に入れることで得られる自己表現・自己実現のかたち。
    (自分らしくいられる・ありたい自分に近づけるetc)
  • 情緒ベネフィット:商品を手に入れることで得られるプラスの感情。
    (安心感・解放感・充実感・贅沢感・癒し感etc)
  • 機能ベネフィット:商品が持つスペックにより、もたらされる便利さや利益。
    (便利だ・安い・使いやすい・早い・おいしいetc)

かつては、他社よりも優れた商品の「機能ベネフィット」を発信し、理解してもらえれば物が売れる時代だった。しかし、世の中に物があふれかえる現代においては、「機能ベネフィット」だけで独自のブランドポジションを打ち出すことは難しく、それだけでは物が買ってもらえなくなっているよな。

そこで「情緒ベネフィット」や「自己表現ベネフィット」で人の共感を生み出すような切り口で、商品の独自性を伝えていくことが有効になってくるんだ。

ここで勘違いしてはいけないのが、「機能ベネフィット」を伝えることが間違っているわけではないということだ。「機能ベネフィット」が生み出す納得感【左脳】と、「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」が生み出す共感【右脳】の両面を持ち合わせていることが重要だ。

 

共感【右脳】と納得感【左脳】の両面を持ち合わせる

つまり、この商品ベネフィットの2つの視点をうまーく使いこなせれば、人の頭の中に”少し新しい切り口”を創出でき、商品は独自のポジションで戦えるようになる。

ちなみに、俺たちTaiki&Jumpeiは商品ベネフィットは上記3つのみ、というわけではないと考えている。時代の流れと共に世の中で求められる商品ベネフィットも変化していくだろう。例えば、”社会ベネフィット”のような「商品がもたらすより良い社会のかたち」といった考え方も今後重要になってくるだろうな。

ポジショニング事例のアウトプット方針、見方、使い方

ここからは本題、俺たちTaiki&Jumpeiのポジショニング事例のアウトプットについて説明していくぜ!

このブログでポジショニングを考える際は以下のような「ベネフィットフレームワーク」を使うぜ。

 

ベネフィットフレームワーク

そして様々な商品・サービスのベネフィットフレームワークを頭で考え言語化してアウトプットする。商品がいま実際に発揮している商品ベネフィットから、まだ発揮されていない商品ベネフィットまで、俺たち独自のアングルで見つけ出して事例とする。

重要なスタンスは、人(ターゲット)を入口として商品ベネフィットを生み出していくということ”Human First”だ。商品を入口にしてしまうと、途端に「情緒ベネフィット」と「自己表現ベネフィット」が生み出せなくなってしまうんだぜ。ここは結構要注意だからみんなも気をつけてな!

人(ターゲット)によって商品に備わるベネフィットは変わってくるんだ。そこも含めて俺たちは見つけ出していくんだぜ。

 

ベネフィットフレームワークの見方、使い方は何となく分かってくれたよな!

俺たちの”ポジショニング事例”は次の記事から始まるから、しっかりと見ていってほしい。

以前の記事でも言っているが、この記事を読む方の中にこんな方はいないだろうか?

 

  • 「開発した新商品の真の価値を見つけ出したい!」
  • 「商品開発のヒントが欲しい!」
  • 「売上が下がっている商品に新たな価値を与えたい!」

俺たちはそんな方々の思考の触発材として力になれればと思っている。

それじゃあ次回から、Taiki&Jumpeiがマーケターとしてのプロのアウトプットを全力でやっていくから、

みんな、夜露死苦な。

最後に

今回もお疲れ。俺たちTaiki&Jumpeiの記事はどうだった?面白いよな。

俺たちのアウトプットはみんなに見て欲しい。そしてディスって欲しいと思っている。

それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。

俺たちはみんなのディスりを愛として受け止めていくし、共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦お願いするぜ!

みんなまじで引き続き夜露死苦な。

 

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マーケティング事例だけのブログについて

about

 みんな夜露死苦な。

この記事ではブログについての説明をしていくぜ。

俺たちTaiki&Jumpeiがこのブログに込めた想いや、これからブログでやっていくことを書くからみんな夜露死苦。

Taiki&Jumpeiがブログに込めた想い

このブログの執筆者、Taiki&Jumpeiは共に広告会社で働く”20代”マーケターだ。

物心ついた時にはPCやインターネットが存在しており、スマホ使用歴はもう10年弱になり人生の3分の1はスマホと共にいる。いわゆるデジタルネイティブだ。

身のまわりには便利なもので溢れてたし、分からないことは一発ググれはなんでも分かっちまう。若者世代特有のクルマ離れや高級ブランド離れもしーっかりしちまってる。俺たちは日本全体が絶頂にいたバブル景気なんて経験したことはない。

むしろ日本の経済力が停滞し、当たり前にあった大企業が崩壊していく様を見てきている。そんな時代を生きてきた。

俺たちが気付いたこと

俺たちは働きながらふと思ったことがあるんだぜ。

ここでみんなにも考えてほしい。みんなにとっての以下3つの"もの"は何か?

バラバラでもかぶっても構わない。なぞなぞではない、考えてみてほしい。

  1. 気付いたら身のまわりにあるもの。
  2. いつも世の中の注目を浴びているもの。
  3. これから世の中の常識を大きく変えてしまうかもしれないもの。

 

Taiki&Jumpeiの答えはそれぞれ以下だ。

  1.  Taiki:iPhone         Jumpei:iPhone
  2.  Taiki:Apple           Jumpei:iPhone
  3.  Taiki:Amazon       Jumpei:AIスピーカー

さあ、みんなが思い浮かべた"3つ"に日本の要素はあるだろうか。

時の流れに身を任せれば変化は見えにくい。メタな目線で捉えてみると、

  1. 身のまわりにあったもの【過去】
  2. いつも注目しているもの【現在】
  3. これからの世の中を創造するもの【未来】

これらが短い間で大きく変わっていた。

俺たちの人生は、外資系企業に作り上げられてしまっているのかと感じてしまったのだ。つまり日本企業の影が薄くなっていることに気付いた。

気付いたきっかけは、18年5月NYタイムズスクエアにあったTOSHIBAの看板広告が撤去されたことだ。さらに世界的なスポーツの祭典からは日本企業のロゴが消え、中国企業のロゴがひしめいていた。(蒙牛ってもうぎゅうって読むのか?)

そんな状況に気付いて俺たちが感じるのは悔しさ、そして勿体なさ。この感情が湧いてくる理由は言わずもがな、俺たちTaiki&Jumpeiは、、日本が、、大好きだからだ。。。

 

日本は、モノづくりはうまいが、価値づくりは正直全然うまくない。丁寧でホスピタリティに溢れているけど、変化に追いつけるスピードがない。

そこで俺たちはビジネス領域であるマーケティングで少しでも日本のために力になりたいと思ってブログを始めることにしたんだ。  

もっと日本が盛り上がって欲しいんだぜ・・。もっと日本企業、商品・サービスが世界に誇れるものだと注目されて欲しいんだぜ・・。(もう一度、NYタイムズスクエアの年越しカウントダウンで世界10億人の目線が向けられるTOSHIBAの看板広告が見たいんだぜ・・。詳しくはググってくれ。)

これが俺たちTaiki&Jumpeiのブログに込める想いだ。

ブログのスタンス

この「マーケティング事例だけのブログ」の内容とスタンスを説明するぜ。

このブログではマーケティング戦略立案の基本プロセスの中身について触れていく。マーケティング戦略立案の基本プロセスは以下だ。

Marketing Strategy

PEST(マクロ環境分析)⇒3C(ミクロ分析)⇒STP(セグメンテーション&ターゲティング&ポジショニング)⇒4P(マーケティングミックス)

 

このブログでは、上記プロセスを理解するための説明を書いていくものではない。それについては俺たちの(ビジネスの)先輩方がブログや本で丁寧に記しているのでそちらでインプットしてくれ。

俺たちはこのブログで、マーケティング戦略立案の基本プロセスに則り、プロセスの中身を考え抜いた結果をマーケティング事例としてひたすらアウトプットしていっちゃうぜ?

つまりこのブログはマーケティング事例集として、データベース機能を持つことで、実際にマーケティング業務を実践していく方のニーズに応えられる、価値のあるものとなることを目指していくぜ。

 

みんな、いざビジネスの中で上記のマーケティングプロセスを実践するとなった時、ピタリと手が止まった経験があるはずだ。プロセスの中身やロジックについては理解できても、自ら構築していくことは非常に難しいよな?

そんな中、実践したことがある方ならば、「3C分析 事例」や「ポジショニング 事例」と一度は検索した経験があるのではないだろうか。中には高度なググり力で、目当ての情報がそのまま転がっているのを見つけることもあるかもしれないが、そんなうまい話はそうそうないだろう。

というより、簡単に検索で引っかかってくるものをそのまま使えるほどビジネスが甘くないことは、俺たちもよく分かっているつもりだ。

本当に価値あるものを生み出すには頭を使って考えださなきゃだめだ。

事例の価値 

とは言っても、検索して得られる情報が全て無意味なわけではない。時に、価値創造のヒントや触発剤となったり、ビジネススピードを上げるきっかけにもなり得る。俺たちのブログはそのきっかけになりたいんだ。だからあえて『マーケティング”事例だけ”のブログ』とすることにした。

俺たちが生み出す事例の価値は2つ。

  1. 事例は、自分にはない物事を見る新たな視座を増やし、新しい価値を見つけ出す可能性を与えてくれる。
  2. 事例は、アレンジすることでビジネススピードや初速を上げてくれる。

マーケティング事例だけのブログでは、上記2つの価値を生み出し続けることにより、マーケティングに関わる全ての人の力になりたい。

みんなには、商品・サービスが持っているはずのいまだ気付かれていない眠っている価値をスピーディにどんどん呼び覚ましてほしい。

俺たちTaiki&Jumpeiは、日々のビジネスの中でクライアントに対して全力でこれを行うとともに、ブログで発信し続けていく。

最後に 

冒頭で述べた通り、俺たちTaiki&Jumpeiは20代といってもマーケターのプロとして本気のアウトプットを見せていくぜ。

ただ、やはり俺たちはマーケターとして圧倒的に経験が少ない。だからこそアウトプットを多くの人に見てもらい、ディスって欲しいと思っている。それが俺たちのスキルアップの根源となって、このブログの質をどんどん上げてみんなのためになる好循環を生んでいくんだぜ。

俺たちはみんなのディスりを愛だと思って受け止めていく。

そして共に高めていくスタンスで挑んでいくからよ。

俺たちが考え出したアウトプット事例をすぐに見てやる!という方は読者登録Twitterへのフォローを夜露死苦お願いするぜ!

みんな夜露死苦ねこ🐾

 

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